
令和8年度幹事長 荒井 滋人
~ご挨拶~
この度、弁理士春秋会の幹事長という重責を担わせていただくことになりました。身に余る光栄であると同時に、その責任の重さを深く受け止めております。
弁理士春秋会は設立以来100年を超える歴史を有し、現在約870名の会員を擁する伝統ある会派として、弁理士業界の発展と知的財産制度の向上に寄与してまいりました。先輩諸氏が築かれた輝かしい伝統と実績を継承し、さらなる発展を遂げるべく、微力ながら尽力してまいります。そして実務家としての視点を持ちながら、理論と実践の両面においてバランスの取れた活動を重ねていることが、春秋会の大きな特徴であると感じております。
昨今、イノベーションをめぐる競争は世界規模で激化しており、知的財産を取り巻く環境は日々目まぐるしく変化しております。生成AI、脱炭素技術、バイオ・デジタル融合といった新領域の拡大に伴い、特許実務においても高度な専門性と柔軟な対応力がこれまで以上に求められております。
一方で、弁理士業界を取り巻く課題も少なくありません。AIの台頭による業務の変容、若手弁理士の減少、法改正への迅速な対応、さらには中小企業への支援体制の在り方など、多岐にわたる検討課題を前に、私たちは今まさに変革の時を迎えていると言えるでしょう。
こうした中、春秋会が果たすべき役割はますます重要になっております。会員同士の連携を一層深めるとともに、多様な視点を尊重しながら、会としての一体感と機動力を高めていく所存です。
会員の皆様が互いに刺激し合い、高め合えるような場を積極的に設け、春秋会という「人のつながりの場」としての魅力を一層引き出してまいりたいと考えております。また、若手弁理士の参画促進や分野横断的な交流の推進、外部発信の強化など、次世代につながる取り組みも重要になってくると思います。
何よりも大切にしたいのは、「会員の声が中心にある春秋会」であることです。風通しの良い運営を心がけ、皆様のお知恵とお力をお借りしながら、一体感と活気ある春秋会をともに築いてまいりたいと思います。
また、弁理士春秋会は会員数の増強にも取り組んでいます。知財実務の研鑽を深めるための研修活動に加え、会員同士のつながりを深める交流会やイベントも開催しています。こうした活動を通じて、実務力の向上だけでなく、信頼できる仲間との出会いや新たな視野の広がりを得ることができるでしょう。経験に応じて成長を支えてくれる仲間がいる環境は、きっと皆様にとっても心強いものとなるでしょう。
「日々の業務だけでなく、弁理士としての幅を広げたい」
「信頼できる仲間とつながりたい」
「実務を超えて知財の新しい価値を広げたい」
――そんな想いをお持ちの方は、ぜひ私たち春秋会の仲間になってみませんか。
皆様のご指導とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和8年1月
弁理士春秋会 幹事長 荒井 滋人